家づくりの会社さんのウェブサイトを見ていると、どこも良く見えますよね。

それもそのはず、今まで施工した事例の中で写真に映えるものを選定し、良いカメラマンを用意して撮ってますからね。笑

そうなってくると、やはり実際に建った建物を見て、入って、感じるのが一番です。

そうなってくると、重要なのが「完成見学会」「OB宅見学会」です!

完成見学会とは??

完成見学会とは、モデルハウスとは違い実際にお客様が建てた住宅を、お引き渡しする前に中を見てもらえるように一般に公開するイベントです。

引き渡し前なので、実際にお金を建てたお客様よりも先にその家の隅々まで見れる贅沢なイベントですよね。

逆に、これから引き渡されるお客様からすると、あまりいい気がしない人もいます。

特に潔癖症の方などは嫌がられる方が多いです。

(もちろん完成見学会をした後、お引き渡し前にはちゃんと隅々まで掃除はしてますよ!)

というか、自分より先に他の人が入るのが嫌だと思う気持ちはすごくわかります。

なので、その会社の施工棟数にもよりますが、自分が気になる会社が毎月完成見学会を開催しているかどうかはわかりません。

そのため、完成見学会のスケジュールと自分の都合が微妙だなと思った時に、「また次行けばいいか」と考えている人もいますが、それはもったいないです!!笑

来月、再来月にまた開催されるかどうかわかりませんし、自由設計の会社さんだと同じ家は二度と見学することはできないでしょう。

もし、この家見たいな、参考にしたいなと思ったら、極力スケジュールを調節してみましょう。

完成見学会で見るべきポイント

完成見学会を有効に賢く使うためには、一回一回見るべきポイントを意識して見学しに行きましょう。

なんとなく遊び感覚で行っても良いですが、完成見学会一つ行くのも結構な時間がかかりますので、

時間を無駄にしないためにも、しっかりと見学会の知識を入れていくのをおすすめします。

見るべきポイントはいろいろありますが、住宅設計士の目線でここは絶対見てほしい!というポイントを紹介します!

仕様(標準仕様)を確認する

まずはその会社の「仕様」(しよう)を確認しましょう。

仕様とは、使っている材料のことです。

その会社が標準的に使う材料を「標準仕様」と呼びます。

自由設計の会社さんの場合は、「標準仕様を決めずに客様の要望によって、構造・外壁材・断熱材・床材・壁材・天井材などをすべて変えてます」というところもあると思います。

その場合は、なんでもできるので仕様を見ても、見学会を開いた住宅のクライアントの要望がそうだっただけなので、その会社の特徴ではないため仕様は参考程度となると思います。

しかし、「基本的にうちはこの材料をオススメしています」という会社さんも多いです。

その場合はしっかり標準仕様を見てください。

自由設計の会社さんだと標準仕様以外の商品を選んだ場合、オプションとなり工事金額が上がる場合があります。

標準仕様を決めている会社さんの場合、仕様の変更が容易にできるかどうかもしっかり確認しておきましょう。

「なぜ自由設計の会社なのに標準仕様を決めているのか」の記事も書いているので、気になる方はご覧ください。

施工精度を確認する

写真では分からないものとして大きいのが、施工精度です。

ハウスメーカーのように規格品を使って建築する場合は、空間の自由度は制限されるかわりに施工精度は保証してくれる場合が多いです。

しかし、建築事務所や工務店の場合は自由度が高い代わりに、施工精度が会社によって大きく違います。

見学会では、実際に自分がその会社に頼むと同じように施工してもらうことになるので、自分の家が同じ施工をされても嫌じゃないかを確認しましょう。

なんかこの家アラが目立つけど、まあ、この家が特別施工がよくなかったのかなとは思わないことです。

基本的に1物件施工が悪い会社は同じクオリティだと思っていた方が安全です。

(だって、他の家よりも悪いと気づいたら、普通施工し直しますもん。笑)

細かい点をじっくりみることが出来るので、遠慮なくみておきましょう。

欲を言えば本当は「構造見学会」のように、最後内装材を工事したら見えなくなる部分が見える段階でも施工精度を見せてもらえるのが良いです。

どんなに中間工事が雑でも、最後の壁紙などの仕上げが綺麗になっていたら、見えないところの施工品質を確かめるのは容易ではありません。

見学会の最中にそれを判別するのは難しいです。

逆に、構造見学会を開催している会社さんは、施工精度がしっかりしている可能性が高いです。

まあ、すごく良いかどうかはわかりませんが、とても悪いことはないと思います。笑

施工精度の違いについてまとめた記事があるので、気になる方はこちらをご覧ください。

「建築業界の人しか知らない施工精度が悪くなりやすい会社の特徴」

営業マンを確認する

家づくりにおいて、とても重要なのが、その会社の社員さんです。

特に担当してくれた人の印象は、会社さんを決める理由で大きいのが現状です。

長い時は一年くらい打ち合わせから引き渡しまで付き合っていくことになるので、家がよくても人が合わなければ家づくりをすすめる間がとても辛いです。

また、メンテナンスも含めて一生付き合っていくことになると考えると、人はとても大切な要素になります。

見学会に行った際は、自分を担当してくれた人だけでなく、余裕があれば他の社員さんもみてみましょう。

会社の営業は社風も出るので、そもそも会社の社風が合わないということもあります。

押し売りが強かったり、他の会社の悪口を言い過ぎたりする営業や会社は要注意です。

もしかしたら、自社のつくる家に自身がないのかもしれません。

一社ではなく、何社もみてみるのが良いでしょう。

会社のコンセプトを確認する

見学会に行った際に一番気になるのは、その会社のコンセプトです。

どのような思いで家を作っているのか、見学会で確かめてみましょう。

例えば、窓1つからでも様々な情報を得ることができます。

「デザインがかっこいから」、「断熱・気密性が高いから」、「価格が抑えれるから」、「耐久性があるから」など、その会社が何を一番優先して家を作っているかがわかります。

こっちから聞かなくても、むこうから会社のコンセプトは説明してくれると思いますが、気になることがあればどんどん聞いてみましょう。

完成見学会の日程

完成見学会の多くは土日に開催されます。

その理由は、人が集まりやすいからです。

そこで不利になるのが、平日休みの方や、不定休の方です。

よく土日休みでないため、見学会に行けません。というお話を聞きます。

こればかりは、どうしようもなく、見学会に合わせて有給をとるなどの方法をとるしかないですが、

中には平日に完成見学会をしている会社さまもあります。

しかし、気になる会社が平日に見学会をしていない。という悩みは解決されません。

そういう場合、成功するかどうかわかりませんが、見学会周辺の日程で自分が休みの日に見学させてもらえないか会社さんに相談してみる手があります。

工事の日程は、出来るだけ無駄なく早く終わるように組みますが、どんなに工期が早くても完成見学会までに工事が終わってなければ恥をかきますよね。(工事途中じゃん。みたいに思われるし)

そのため、完成見学会までにはだいたい工事が終わっています。

外構工事は見学会の後にしようなどと、ちょっとした工事を後回しにする場合もありますが。

そのため、完成見学会周辺の日程ですと、見学させていただけるくらいに現場が整っている可能性が高いです。

あとは、社員さんのスケジュール調整や施主さんの了承などが必要となりますが、

このお客さんは家づくりに本気出し、うちの家も気に入ってくれてるなという印象を受ければ、

結構な確率でOKしてくれると思います。

完成見学会の予定が合わない人は、相談してみてください。

OB宅見学会とは??

OB宅見学会を聞いたことはありますか?

会社によっては、暮らし見学会、オープンハウスなどと別の呼び方をしているところもあります。

これらの見学会が完成見学会と異なる点は、すでに引き渡しが済んでおり、住まれている家である点です。

すでに済んでいるため、家具や生活用品が置かれており、生活感があります。

以下OB宅見学会で統一します。

このOB宅見学会は、完成見学会よりも開催する難易度が高いです。
(内部事情ですが。笑)

なぜかというと、もうお分かりかと思いますが、実際に自分が暮らしている空間に赤の他人が入るのは嫌ですよね笑

普通は嫌だと思います。笑

しかし、それを快く承諾してくださっているお客様がおり、そういうお宅でOB宅見学会を開催しています。

このOB宅見学会も見学会と同様のみるべきポイントがありますが、加えてもっとみてほしいポイントがあります。

会社と持ち主の関係性

一般的に多くの家づくりメディアで言われているのが、OB宅見学会を開催できる会社は信用度が高いということです。

自分の住んでいる家の中を一般公開させてくれるなど、とても信頼関係がないとなし得ません。

開催できているだけで、お!よさそう!と思えるほどです。

しかし、強引に開催する手も中にはあります。

例えば、破格のお礼をするなどです。

交換条件がよければ、引き受けるお客さんもいます。笑

家を解放中は施主さんはお出かけしている場合も多いですが、中には近くにいたり、家の中に普通にいて少し案内などしてくれる場合もあります。

そういう時に、建築会社の社員さんとどんな関係なのか雰囲気を確かめてみましょう。

ぎこちなければ、お礼につられた関係かもしれません。笑

経年変化した仕様の確認

どんな仕様で施工されているかにもよりますが、

数年経つとしっかりと選ばれた材料で作られているか、完成の時だけ綺麗な材料で作られているかが丸わかりです。

まあ、長くもたない材料で施工している会社さんはOB宅見学会を開かないかもしれませんが。笑

生活しやすそうかどうか

生活しやすそうかどうかはとても勉強になります。

完成見学会では、ものがないのでどうしても綺麗に見えます。

しかし実際に生活用品を置いてみると、以外に収納が狭く、後付けの収納ボックスを置いていたり、コンセントの位置が使いにくかったり、動線が使いにくかったりと気づくことがたくさんあります。

これらの点にも注意しながら見学してみましょう!

完成・OB宅見学会の探し方

完成見学会は基本的に会社のウェブサイトで日程を公表しています。

また、「SUMMO」や「HOMES」といった住宅情報サイト・雑誌も大きな情報源です。

しかし、どんなに気なる会社でも毎週ウェブサイトをチェックはしないと思います。

それに、気になる会社が多ければ多いほど、サイトをチェックするのはとても困難です。

そこで、SNSを活用しましょう。

最近では、ハウスメーカーさん、工務店さん、設計事務所さんがinstagramを使って集客するのが当たり前になってきました。

つい最近まではFacebookを使いこなすことが家づくりをする住宅会社のマストでしたが、

今ではInstagramが追いつき、追い抜き?くらいの勢いです。

いろんなSNSを同時に発信していると思うので、自分が普段使っているもので、情報をキャッチしたい会社さんをフォローしておきましょう。