珪藻土

成る珪藻土は、住宅に用いる自然素材としてとても人気があります。

弊社では壁などの標準仕上げとしておすすめしています。

今回はそんな珪藻土についてお話ししていきます。

珪藻土の成分は「二酸化ケイ素(SiO2)」と呼ばれる物質で、

これは水中で珪藻(けいそう)が死滅した後に長い時間をかけて

体の有機部分が分解されて残った”殻”の部分に当たります。

つまり水底に沈殿した珪藻の化石ですね。

その”殻”と少量の”粘土”などが混ざった堆積物が珪藻土と呼ばれています。

そもそも珪藻ってなに?生き物?

珪藻は水中に生息する植物です。

珪藻土の話をする時は「珪藻」と漢字を見慣れていますが、

生物としては「ケイソウ」とカタカナで書かれることも多いです。

「ケイソウ」なんて聞いたことない!と思うかもしれませんが、

実は中学理科の学習範囲に入っているので、

図を見るとちゃんと見覚えはあると思います。

引用:スタディサプリ

教科書や図録には、「ハネケイソウ」として載っていることが多いですね。

このケイソウは、とても小さな植物でグループ的には藻類に当たります。

中学生の頃は、こんなプランクトンの名前なんか覚えても社会に出て使う機会はないのにと思っていましたが、

まさかケイソウが珪藻土として出てくるとは思いもよりませんでした。(笑)

珪藻土の特徴

珪藻土の利点は意外と多く、特に住宅が求める性能にうまくマッチングしているため仕上げにぴったりな素材なのです。

珪藻土を仕上げ材に使う際の主な利点に、

  • 吸湿性
  • 消臭性
  • 断熱性
  • 省エネ
  • 耐火性

が上げられます。

調湿性

快適な湿度に保ってくれる調湿性能は、珪藻土の最もポピュラーな利点ではないでしょうか。

湿度が高い時は湿気を吸ってくれて、逆に乾燥し湿度が低い時は湿気を放出してくれる性質があります。

湿度が約60~70%を上回った時に吸湿作用が働き、約40%を下回った時に放湿作用が働くことから、

この珪藻土の調湿性能域と人間の快適な湿度域である湿度40%~60%が重なっており、

住空間を快適な環境に整えてくれます。

この性質を利用した商品は、最近雑貨屋さんなどで多く見かけることができ、

有名なものには、バスマットや調味料用乾燥剤などがあります。

実は、珪藻土は生活用品として様々な形で存在しています。

消臭性

珪藻土は、消臭性能があるのも特徴です。

少しだとそこまで効果は期待できませんが、例えばキッチンやダイニングの壁仕上げを珪藻土塗装にするなど、大きな面積を珪藻土塗装すると料理のにおいを取ってくれます。

断熱性

ケイソウの殻は小さな孔(穴)がたくさん開いています。

そのため、ケイソウから成る珪藻土も同じ構造になっており、この穴に空気がとどまることで断熱性が生まれます。

空気がとどまるとどうして断熱性が上がるのかというと、空気は”熱伝導率が非常に小さい”ためです。

熱伝導率とは

熱伝導率とは熱の伝わりやすさを表すもので、

熱伝導率が大きいほど熱が伝わりやすく

熱伝導率が小さいほど熱が伝わりにくい

ということを表しています。

つまり、熱伝導率の小さい「空気」で家を覆うことで断熱性能が高めることが出来るのです。

断熱材の多くはこの性質を使ったモノが多く、他にも「複層ガラス」も中間に空気層を設ける同じ原理で断熱を行っています。

そういった面から、珪藻土も断熱性能がある素材であることが分かります。

省エネ

断熱性能が上がることから、空調の設定温度を控えることが出来ます。

珪藻土の力と「パッシブデザイン」の設計を組み合わせることでより環境にやさしく、家計にも優しい暮らしが実現できます。

耐火性

珪藻土は原料がケイソウの殻であることからも分かるようにとても燃えにくい素材であるため、耐火性能にも優れています。

 

いかがでしたでしょうか。

最近、珪藻土塗装の壁仕上げを行っている工務店さんが多いですが、実は自分で塗ることも可能です。

是非、DIYでも試してみて下さい。