3階建てのオフィス建築から火事がありました。

原因は放火で、とても怖く悲しい事件です。

今回の火災の特徴は、火災発生から短時間でとても多くの犠牲を出してしまったことです。

なぜこのような大きな被害が出てしまったのでしょうか。

出火は1階から

出火は1階からでした。

火元はガソリンと言われています。

本来火元が小さい火災は、徐々に広がっていき2,3階部分へ火が到達するのに数分はかかります。

しかし、今回はガソリンによる火災だったため最初から火力が強く、火の広がり初速度が高かったことが被害を拡大させたのではないかと言われています。

火は南側窓を伝って1階から2,3階へ

京都アニメーション火災

1階の火が2,3階へ伝わったルートは、南側の窓からではないかと言われています。

その理由は、外観を見ると、窓付近が黒く燃えているのがわかりますが、南側だけ壁面全体が黒く焼けています。

そのため、南側窓を伝って、上階へ火が燃え広がったと考えられています。

また、窓を伝って火が移ったことにより、火災の広がり方が早かった可能性も考えられます。

避難経路が難しかった

1階から出火した火災だったため、屋上へ逃げる人が多かったと言われています。

しかし、煙は上へ上へ登っていきますので、逃げる方向と煙が進む方向が重なってしまったことで、逃げるまでに一酸化炭素中毒などで命を落としてしまった人もいたのではないでしょうか。

建物の防火対策が不十分だった

多くの人が使う建物には、防火区画と言われる、火災が発生した時にそれ以上燃え広がらないように火災を閉じ込める防火戸が設けられることが多いです。

この防火戸の設置は建築基準法施行令第112条で決められており、対象となる建築には必ず計画しなければなりません。

しかし、今回の建物はおそらくその対象建築から外れていると思われ、防火戸などの設置がなかったのではないかと言われています。

当時の状況

消火活動中の映像

放火犯も重症

今回の火事は、火の広がりがとても早く、放火犯自身も重症を負っている模様です。

どのような行動を取っていたのかは不明ですが、おそらく自分の体を顧みない大胆な放火を行なっていたのではないでしょうか。

 

このような犠牲を増やさないためにも、防火対策をしっかりと計画した建物の建築が必要なのではないかと思います。

火は階段などの吹き抜けている部分から燃え広がって上階へ移ります。

もし階段に防火戸が設置されており、それが正常に使用できたとしたら、このような火災にはならなかった可能性もあります。

避難経路、防火対策の大切を身にしみました。